金属化セラミックコンポーネント
ZGは、高真空、高電圧、高圧用途向けに設計されたカスタム金属化アルミナセラミックを提供しています。これらの金属化セラミックは、送電管、真空遮断器、RF窓、金属化リング、およびさまざまな絶縁体やセンサーに不可欠なコンポーネントです。
材料特性
アルミナは、最も広く使用されているエンジニアリングセラミック材料の1つであり、優れた硬度、耐摩耗性、および優れた電気絶縁特性を提供します。当社の高純度アルミナセラミック(94〜96%Al₂O₃)をベース材料として使用しており、ご要望に応じて代替セラミック材料も利用可能です。
製造プロセス
当社の標準的な金属化アルミナセラミックは、モリブデンベースの塗料を使用し、次にニッケルメッキを施します。モリブデンとマンガンの粒子をガラス添加剤と揮発性キャリアと混合した特殊なコーティングを、手塗り、スプレー、またはロボット塗布方法でセラミック表面に塗布します。
空気乾燥後、コーティングは1450°〜1600°Cの湿潤水素環境で焼成され、厚さ300〜500マイクロインチ(7.6〜12.7ミクロン)の「ガラス質」金属コーティングが得られます。このプロセスにより、金属化層とセラミックベース間の優れた結合強度を確保します。
焼成されたコーティングは、次に0.001〜0.003インチ(25.4〜76.2ミクロン)のニッケル層でメッキされます。ニッケルメッキは、850〜950°Cの乾燥水素雰囲気中で焼結焼成され、標準的なろう材でろう付けできる完成した金属表面が作成されます。
セラミックの利点
-
最適な誘電率による低誘電損失
-
効率的な放熱のための高い熱伝導率
-
セラミックと金属間の互換性のある熱膨張係数
-
金属層とセラミック基板間の優れた結合強度
-
高い動作温度能力、極端な温度サイクルに耐え、500〜600°Cでの通常動作が可能
-
高い絶縁破壊電圧抵抗による優れた電気絶縁特性
技術仕様
|
引張強度、コバールカップ法
|
>
20,000
psi、avg.
(138N/mm²)
|
|
ヘリウムリーク率
|
|
|
耐熱衝撃性(室温から850°C)
|
5回の操作後も破裂や漏れなし
|
製品ギャラリー